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    東京スニーカーショップ最前線。
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2009.10.05

さらなる進化を遂げる、
東京のスニーカーショップへ。

Story

スニーカー好きにとって、東京は罪な街。ありとあらゆる最新モデルに、膨大なヴィンテージモデルのアーカイブ。自分の好きなスタイルでスニーカーを履きこなすには最高の街だろう。では、そんな現在の東京で特に注目すべきスニーカーショップはいったいどこなのか? スニーカー専門誌「SHOES MASTER」編集長の榎本一生さんに聞いてみました。Text by Tokyo Faves / Photo by Shinichi Yokoyama, Tokyo Faves

002_photo1「95年に、ナイキの『エアマックス95』が大ブームになり、テレビや雑誌でもがんがん取り上げられていたのを覚えていますか? あの頃、原宿エリアにスニーカーショップがたくさんオープンしたんです。でも、そのほとんどが海外から人気のスニーカーを並行輸入し、プレミアムをつけて売るスタイルのショップ。95年頃の原宿界隈では、『フットロッカー(アメリカの大手スニーカーショップチェーン)の別注モノ』というだけでありがたがられていたものでした。いま思えば、なんとも牧歌的な時代だったんですね(笑)」

そう笑うのは、スニーカー専門誌「SHOES MASTER」編集長の榎本一生さん。中学生時代にスニーカーブームの洗礼を受け、高校二年生でTV番組「カルトQ」の“スニーカー”の回で第三位に輝く。以後、お気に入りのスニーカーを探しまくっては履き倒し、裏原宿を震源地に巻き起こった東京ストリートカルチャーのど真ん中を歩んできた。

「『エアマックス95』のブームが去ったあと、並行輸入のスニーカーを並べたショップはだんだん少なくなっていきました。でも、2000年頃に状況が変わった。東京でしか買えないスニーカーを欧米のファッションピープルやスニーカーマニアが欲しがる、という流れが新たに生まれたんです。一種の逆転現象ですね。藤原ヒロシさんやNIGOさんたちが牽引役となっていた、“裏原(裏原宿)カルチャー”そのものが海外から注目され始めていたということも背景にあると思います」

当時、藤原ヒロシがプロデュースしたナイキの限定スペシャルライン「HTM」が発売されるや海外からも注目を集め、瞬く間に完売。それと前後して、並行輸入一辺倒だったスニーカーショップも、オリジナリティのあるスニーカーの企画・プロデュースを手掛け始めた。その嚆矢が、上野の「ミタスニーカーズ」がナイキに別注した、桜をモチーフにした限定スニーカー「SAKURAパック」。発売日には長い行列ができたこのスニーカー、今でもマニアの間で一足8万円といった超プレミアム価格で取引されているという。

最前線を走るスニーカーショップ集積地は、原宿、吉祥寺、上野

002_photo2「今後はもう、95年当時のような“みんなエアマックス”という状況は二度とありえないでしょうね。今は、“自分の好きなものを買う”という考え方に完全にシフトしました」という榎本さん。だが、“好きなもの”の集まる場所は、今もやはり原宿だ。

「原宿は、進化し続けるスニーカーの中心地。ショップごとに取扱商品、価格設定、内装の雰囲気に特色を打ち出し、原宿エリア全体が “スニーカータウン”と化しています」

スタイリッシュなインテリアの中にマニア垂涎のスニーカーが並ぶ「KICKS LAB.」や、ニューヨークに支店を持つスタイル提案型の「アトモス」などは海外でも広く知られた存在。また、LAのスニーカーショップ、UNDEFEATEDの海外支店「UNDEFEATED TOKYO」や、2004年に東京へ進出した京都が本店の「ゲットライ 原宿」など、原宿で新たな展開を仕掛けているショップも。そして、96年にオープンし、スニーカーブームの火付け役を果たしたショップとして世界的に有名な「CHAPTER」も健在だ。

「これらのショップはすべてメンズですが、原宿ラフォーレにオープンしたレディーススニーカー専門店『アトモスガールズ』など、面白いショップはまだまだあります。さらに、アディダス、ニューバランス、プーマ、原宿駅前にオープン予定のナイキと、主要な欧米スニーカーブランドのフラッグシップショップがすべて揃っている。世界の都市を見てみても、ひとつのエリアにここまで多種多様なスニーカーが集積している場所はないと思います。実際、ここ数年で、原宿にスニーカーを探しにやってくる外国人ツーリストが本当に増えました。特にアジア系の人々が多いのは、アジアで裏原系の東京ストリートカルチャーがブームになり、その流れの中でスニーカーを捉えているからなのかもしれませんね」

さらに、原宿以外に要注目なエリアは、吉祥寺と上野だという。
「吉祥寺は、店頭に約6千足、倉庫に1万2千足という信じられない量の在庫を持つ『吉祥寺Skit』のようなショップに加え、さらにナイキやオッシュマンズなどの大型店もあります。また、上野には70〜80年代のアメカジブームの流れでいまもスニーカーショップがたくさんあり、なかでも“ショップ別注”という手法を日本に根付かせた元祖的な存在の「ミタスニーカーズ」は常に話題の企画を手掛けていて見逃せません」

海外からも熱い視線を浴びる、東京のスニーカー最前線。自分だけのお気に入りの一足を探して、東京ならではのスニーカーショップをお散歩気分でハシゴしてみては?

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